施主様のご要望
料理教室が余裕でできる専用キッチンがほしい。もちろん日常でも家族が使うキッチンだから、収納も充実させたい。
長く丈夫で使用に耐える素材がいい。
奥の壁の裏は通路になっていて、キッチンをぐるりと廻れます。正面の段窓は採光と通風のために新たに新設した窓です。
通路部分
アイランドキッチンは基本的にぐるりと
回れる動線
タイル壁の裏側はコルクが貼った掲示版です。
黒御影石の天板
重量があるので、床下の補強も行っています。白を基調の壁に対して存在感のある
天板です。
アイランド型キッチンをオーダーメイド。
使用する目的や室内空間の大きさ、動線から考えて作るキッチンは世界でひとつのキッチンです。
対面側の下部はすべて収納
椅子を置いて座れるように収納部は
150mm程度、内側にオフセット。
背面収納
既製品にはない寸法の家具什器なので
すべて造り付け収納です。
考察とプランニング
建物は築10数年の軽量鉄骨造。一般的な対面式のダイニングキッチンを、料理教室ができるように、第一に動線を考える。
料理教室を主体としながらも日常のファミリースペースとしても十分に機能させることも当然である。
プラスアルファとして既存の洗面や浴室とのアクセスにも問題ないプランでないといけない。
素材の選択と大きさ
存在感あるアイランド型キッチンであるが、大きすぎても小さくてもダメで、空間に合う、ほど良い存在であること。
料理の背景である天板の素材は何がいいか。
耐久性と清潔感、触れる間隔・・・
重量があり、施工性は簡単ではないが、御影石の天板とした。
仕事の都合でみんなでキッチンを囲いながら、料理を通して食についてお話をする。
多い時には10人以上が集い、楽しく料理をつくりみんなで食べる・・・
建築当時の対面キッチンでは吊戸棚の垂れ壁が会話を遮り、調理する人が交差しキッチンの端で動線が重なる・・・
この状態をなんとか打破して快適に効率よく、楽しく会話をしながら料理を愉しみたい。
そこでキッチンをメインとしたLDKの改築となりました。
もちろん大勢で囲むキッチンはオーダーの専用設計のキッチンで!
御影石を使ったオーダーキッチン
築10年の軽量鉄骨住宅のリノベーション
みんなで料理を造ることを愉しむためにリビングの中心にキッチンをレイアウトしました。
キッチンの奥のタイル壁の裏は掲示版となっています。
収納量を多くしたい、でも清潔感がほしいので白を基調として背面に収納ケースをつくり、炊飯器の上下も収納です。
キッチン本体のカウンター側は脚をいれて座れる工夫をし、間口全て収納です。
奥行が1200mmの天板は御影石を使用。
西川真悟建築設計 一級建築士事務所
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